葬儀の流れ

病院から遺体搬送する手順は?遺体を搬送する2つの方法と安置までの流れも解説

病院から遺体搬送する手順は?遺体を搬送する2つの方法と安置までの流れも解説

病院からの遺体搬送の方法は、基本的に葬儀社に依頼する方法と遺体搬送の専門業者に依頼する方法の2つがあります。

しかし、突然大切な人を失った悲しみに暮れる間もなく「すぐに遺体搬送の手配をしてください」と指示され、困ってしまう方も多いでしょう。

そこで、本記事では2つの搬送方法の違いや手配の流れ、費用などについて解説します。必要以上のストレスを感じることなくスムーズに対応できるよう、ぜひチェックしてみてください。

この記事を要約すると

  • 病院からの遺体搬送は「葬儀社」「搬送専門業者」どちらかに依頼するのが基本です。病院が仲介する葬儀社、自分で探した葬儀社、どちらに依頼しても構いません。
  • 葬儀社の遺体搬送費用は、葬儀プランに含まれていることが一般的です。専門の業者に遺体搬送だけを依頼する場合は、費用は距離に応じて変わります。時期や時間帯によっては割増料金が必要です。
  • 病院で亡くなったら、すみやかに遺体搬送の手配をします。葬儀社へ連絡してお迎えに来てもらい、安置場所へと移します。空いた時間に、親族や菩提寺へ訃報を伝えます。
要約文下の共通CTA

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応

病院から遺体を搬送する方法は主に2つ

病院からの遺体搬送は、「葬儀社」「搬送専門業者」どちらかに依頼するのが基本的な方法です。それぞれの費用やどういったシーンで選択するのかについて解説します。

遺体搬送の流れや費用などについては、以下の記事でまとめています。気になる方はチェックしてみてください。

葬儀社に依頼する

遺体の搬送は、葬儀社に依頼するのが最もスタンダードな方法です。

まずは葬儀を行う葬儀社へ連絡し、お迎えを依頼します。葬儀社は基本的に24時間対応しているので、いつ電話しても問題ありません。葬儀社は全体の流れを把握しているため、安心して任せられるでしょう。

搬送費用は葬儀社によって異なりますが、葬儀のプランと一緒になっていることが一般的です。例えば弊社でも、家族葬・一日葬・直葬など、どのプランも搬送サービスはセットになっています。

また葬儀社を選ぶ場合、病院が仲介する葬儀社とそれ以外の葬儀社の2つの選択肢があります。それぞれの違いは以下で説明します。

病院が仲介する葬儀社

病院が葬儀社を仲介する場合、病院がリストをくれたり、病院に葬儀社が待機していたりするなど、いくつかのパターンがあります。

病院が仲介する葬儀社を選ぶメリットは、手間がかからずスムーズなことです一方、費用は相場より比較的高い傾向があるため、費用と葬儀内容はしっかり確認しておかなければなりません。

また病院が紹介するからといって、その葬儀社に依頼する必要はありません。すでに決まった葬儀社がある場合、病院が仲介する葬儀社への依頼は断っても問題ありません。

病院仲介以外の葬儀社

病院仲介以外の葬儀社を選ぶなら、事前に葬儀社を自分で調べる必要があります。できれば数社から見積もりを取るのがベストです。葬儀社それぞれの対応がわかるうえ、見積もりをとることで希望の葬儀をイメージしやすくなります。

予算に合わせて希望通りの葬儀を行えるでしょう。

遺体搬送の専門業者に依頼する

遺体搬送を葬儀社に依頼するのではなく、専門業者に依頼する方法もあります。遺体搬送の専門業者を利用するのは、以下のようなシーンです。

  • 遺体の安置場所まで長距離移動が必要
  • 葬儀社が決まっていない
  • 葬儀社を利用しない

搬送費用は距離に応じて変動します。大まかな目安としては以下のとおりです。

【搬送料金の目安】

距離加算額
~10kmまで1.2~2万円程度
10km~30kmまで2~3万円程度
30㎞~10kmごとに3,000~5,000円程度

また依頼するタイミングや搬送経路、状況などに応じて、以下のような料金が別途必要となる場合もあります。依頼時に確認しておきましょう。

【別途費用項目】

  • 深夜料金
  • 冬季割増料金
  • 高速・有料道路料金
  • ドライアイス
  • 人件費

なお、長距離の遺体搬送については以下の記事で解説しています。県外・海外、海路・空路などについても詳しく紹介しているので、気になる方はご覧ください。

病院での逝去~遺体安置までの流れ

ここからは逝去から遺体安置まで、一般的な流れをご紹介します。病院で亡くなった場合、病院の霊安室では長時間安置できないため、搬送の手配を急ぎ行わなければなりません。十分な時間がないなかでの手配となるため、具体的にすべきことを前もって確認しておきましょう。

遺体搬送の業者を決める

葬儀社が決まっていない場合は、急ぎ搬送業者を決めなければなりません。葬儀の場所や内容などに応じて、葬儀社または搬送業者を決めます。

すぐに決められない場合は、搬送だけを葬儀社や搬送業者に依頼する方法もあります。葬儀をするのであれば、葬儀社へ依頼する方が費用は抑えられるでしょう。

搬送依頼の連絡をする

搬送業者が決まったら、安置場所までの搬送を依頼をします。逝去から24時間以内の火葬は法律によって禁止されているため、たとえ直葬の場合でも、直接火葬場へ搬送することはありません

突然の逝去で気が動転していても、まずは電話で連絡しましょう電話対応スタッフが必要な事項をヒアリングしてくれるため、今後の流れが掴めます。

また、最初に電話をしたからといってその葬儀社へ依頼しなければならないわけでもありません。基本的にどの葬儀社も24時間対応なので、夜中でも迷わず電話して問題ありません。通常、依頼から1時間ほどでお迎えに来てくれます

安置場所を決める

安置場所には、自宅・専用施設・葬儀社などの選択肢があります。ここからは、各安置場所の特徴について解説します。

なお、遺体安置について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。安置の場所や費用などについて詳しく解説しています。

自宅安置

自宅安置は、遺族に移動などの負担がない点がメリットです。慣れた場所なので安心して過ごせます。葬儀社に葬儀を依頼する場合は、自宅安置でもスタッフが遺体の状態を定期的にケアしてくれるため安心です。

自宅安置をする際は、以下の点を確認しておきましょう。

  • 安置場所:高温にならないこと・直射日光が入らないこと・エアコンの有無など
  • 搬入経路:エレベーターの有無・棺が通れるスペースなど

遺体を搬入する際、近隣住民など人目に触れる可能性があります。気になる人は注意しましょう。

安置施設

自宅以外の安置場所として、遺体安置専用の遺体ホテルや寺院の遺体預かりといった選択肢もあります

費用は遺体ホテルが日額数千円~2万円で、寺院の場合は安置後の葬儀の有無などによっても異なります。費用のほか、面会時間や交通の便についても事前に確認しておきましょう。

葬儀社の安置室

葬儀社によっては安置室を用意していることもあります。費用や面会時間の有無など確認が必要です。

メリットは室温調整をはじめプロに管理を任せられる点でしょう。また、葬儀場の安置室なら葬儀会場への移動の負担もありません。

なお弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、プラン料金に会館での安置料金も含まれています。さまざまなサービスがセットになったプランを利用することで、煩雑な費用確認の手間を減らすことができるでしょう。

死亡診断書の受け取り~病院の退院手続きをする

医師が発行する死亡診断書を受け取ったら、医療費の支払いなど、退院の手続きをします高額になる場合は高額医療費制度が適用されます。対象となる方には申請書が送られてくるので確認しましょう。

親族や菩提寺に連絡する

お迎えの到着まで待ち時間がある場合、関係各所へ連絡します。葬儀の参列者がはっきりしない場合、親族への連絡は、身内だけに止めておくほうがスムーズです。

しかし、仏式で葬儀を行うなら、菩提寺への連絡は早めにしておきます。葬儀の多い冬場などは、菩提寺の都合で葬儀の日程が決まることもあります。

お迎えが到着する

時間帯や道路状況、葬儀社の人員などによって時間がかかる場合もありますが、搬送依頼から通常1時間程度でお迎えが到着します。

お迎えの寝台車に遺族も同乗できる場合があります。同乗を希望する場合、念のため可能かどうか、事前に確認しておきましょう。

遺体を安置する

安置場所に到着したら以下の流れで安置します

  1. 清潔な寝具を用意する
  2. 北枕か西枕に寝かせる
  3. 掛布団は上下逆にしてかける
  4. 顔に布を乗せる
  5. 枕飾りをする
  6. お供えをする

葬儀社に依頼した場合、スタッフに任せておけば問題ありません。なお、弊社では家族葬をはじめとしたプランで枕飾りなどがセットになっています。

病院からの遺体搬送に関するよくある質問

病院からの遺体搬送について、よくある質問をまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

葬儀社に依頼した場合、どんな車で搬送しますか?霊柩車が迎えに来るのでしょうか?

病院からの遺体搬送で使われるのは「寝台車」と呼ばれる車両です遺体をスムーズに搬送できるよう、ストレッチャーや固定ベルトなどが備わっています。

なお、霊柩車が使われるのは、葬儀の最後に出棺して火葬場へ移動するときです。

遺体搬送は必ず業者に頼まないといけませんか?自家用車での搬送は可能ですか?

専門業者に依頼せず、遺族が自家用車で搬送するのは違法ではありません。ただし、棺をはじめ事前準備が必要です。

また、棺を乗せられる荷室の大きな車でないと運べないうえ、棺と故人を運ぶ人手も必要となります。遺族が自ら遺体搬送をすることについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

病院からの遺体搬送で迷ったら、まずは葬儀社に相談を

病院から遺体搬送をする際は、葬儀社か搬送専門業者のどちらかに依頼します。搬送後の葬儀の計画に応じて、どちらの方法にするか選びましょう。

搬送依頼の連絡をすると、通常1時間ほどで病院へお迎えに来てくれます。葬儀社に依頼すれば安置までスムーズに行えるでしょう。身近な方を亡くした悲しみのなか、搬送をはじめとした葬儀の手配は大きな負担となります。迷ったら、まずは葬儀社に連絡するとスムーズです。

弊社では、価格を抑えたプランパックでの葬儀をご用意しています。参列人数に応じた広さの式場で、現代に合わせたシンプルな葬儀を行えます。依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

オペレーターと祭壇と家族のイラスト
葬儀をお考えの方は までご相談ください

※サービスサイトに移動します。

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応