家族葬を30人で執り行う場合の費用はいくら？内訳や費用を抑えるポイントを紹介

「30人規模の家族葬にはどのくらいの費用がかかるの？」「葬儀費用を抑える方法を知りたい！」「葬儀社選びのポイントは？」このような疑問や不安をお抱えではありませんか。

家族葬は、故人との最後の時間を大切にしつつ、葬儀の規模や費用を抑えたい遺族に選ばれている葬儀形式です。

本記事では、30人規模の家族葬にかかる費用の詳細な内訳や費用を抑えるための具体的なポイントまで詳しく解説します。家族葬を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

家族葬とは？そのほかの葬儀形式との違いを解説

家族葬とは、家族や親族・故人・とくに親しかった人だけで行う小規模な葬儀形式で、参列者の人数は通常10～30名程度です。

一般葬では故人の会社関係者や近所の人など幅広い参列者を受け入れますが、家族葬は身内だけでゆっくりと故人を偲ぶ形をとります。

式自体を簡素化したい場合は、家族葬のほかに直葬や一日葬を選択するケースもあります。

直葬は、通夜や告別式を行わず火葬のみを行う最も簡素な葬儀形式です。一日葬は通夜を省略し告別式と火葬を一日で行う形式で、家族葬と直葬の中間的な位置づけといえます。

そのなかでも、家族葬は故人との最後の時間を大切にしつつ、葬儀の規模や費用を抑えたい遺族に選ばれています。

そもそも家族葬とは何か知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

家族葬を30人で執り行う際の費用相場

家族葬を30人で執り行う場合の費用相場は、90～205万円程度とされています。

参加人数を30人と限定しなければ、一般的な家族葬の相場は平均で約72万円です。（参考：実態調査報告書）

この金額には、以下のような費用が含まれます。

• 葬儀一式の基本料金
• 式場使用料
• 祭壇費用
• 棺代
• 遺影写真
• 会葬礼状 など

以上の費用のほかに、飲食接待費や返礼品・僧侶へのお布施も必要です。オプションとして湯灌や納棺の儀式を追加すると8～10万円の追加費用が発生します。

また、火葬料金は地域によって差があり、無料～5万円程度の幅があります。

事前に複数の葬儀社から見積もりを取り、内訳を詳しく確認したうえで内容をすり合わせることで、予算に応じた家族葬を実現できるでしょう。

家族葬の費用相場について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

家族葬を30人で執り行う際の費用内訳

家族葬を30人で執り行う際の費用内訳について詳しく紹介します。以下の5つの項目に分けて解説します。

• 葬儀本体費用
• 宗教者へのお布施
• 飲食・会食費
• 返礼品・香典返し
• 火葬費

それぞれ詳しく見ていきましょう。

葬儀本体費用

本体費用に含まれる具体的な項目の内訳は、以下のとおりです。

項目	費用
祭壇費用	花祭壇：20～50万円白木祭壇：30～100万円折衷祭壇：50～70万円
棺	4～10万円（体型によって変動）
遺影写真	1～3万円（額縁込み）
霊柩車	～10km：約1～2万円10～50km：約2～4万円50～100km：約4～5万円
ドライアイス	約5,000円〜1万円（10kgあたり）
骨壺	8,000円～1万円

以上の基本項目を合計すると、最低でも50～60万円は必要です。グレードを上げれば、80万円を超えることもあります。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では上記を含んだセットプランの料金で全国一律価格での家族葬を提供しています。無駄を省き、相場よりも抑えた価格となっております。

宗教者へのお布施

家族葬30人規模における宗教者へのお布施は、葬儀費用全体のなかで重要な位置を占めます。仏式の場合は、20～50万円程度が相場です。

お布施の内訳は、以下のとおりです。

項目	費用
読経料	1回あたり3～5万円
戒名料	10～100万円（宗派や戒名のランクによる）

読経量や戒名料は宗派によって金額に差があり、たとえば浄土真宗は比較的低額で、真言宗や天台宗では高額になる傾向があります。

なお、神式の場合は玉串料として20〜50万円、キリスト教式では献金として5～20万円が目安です。

また、お布施以外にも、お車代として5,000円～1万円、お膳料として5,000円～1万円が別途必要です。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、お付き合いのあるお寺がない・遠方でお坊さんが来れない場合のために、全国一律価格でお坊さんのご手配を承っております。戒名やお車代も含まれたお布施となっておりますので、安心してご依頼くださいませ。

お布施の費用相場については、以下の記事を参考にしてみてください。 

飲食・会食費

家族葬での飲食・会食費用は1人あたり3,000～5,000円が相場で、30人なら9万～15万円になるのが一般的です。

通夜振る舞いでは、1人あたり2,000～3,000円程度の軽食や飲み物を用意しましょう。精進落としは、葬儀後の会食として重要で1人あたり3,000～5,000円の料理を手配します。

会食は、参列者への感謝の気持ちを表す大切な機会であるため、予算と相談しながら心のこもったおもてなしを心がけましょう。

返礼品・香典返し

家族葬30人規模での返礼品・香典返しの費用は、総額10～20万円が目安です。

1人あたり2,000～3,000円の当日返しの品を30名分で6～9万円、これに高額香典などの個別対応を加算すると10～20万円が相場です。

香典返しは四十九日後に送るもので、頂いた香典の1/3～1/2程度の品物を選びます。

お返しの品としては、お茶やコーヒー・タオルセットなどの実用品が選ばれます。また、カタログギフトは受け取る側が好みの品を選べるため人気です。

香典辞退を申し出る家族葬も増えていますが、その場合でも供花や供物をいただいた方への返礼は必要です。参列者への感謝の気持ちを形にする返礼品・香典返しは、故人を偲ぶ大切な儀礼のひとつとして準備しましょう。

家族葬の香典返しについては、以下の記事を参考にしてみてください。

火葬費

火葬費は地域により異なりますが、無料～5万円が相場です。火葬炉の使用料金に加えて、待合室使用料が別途必要となる場合があります。

都市部では火葬場の予約が取りにくく、遠方の施設を利用せざるを得ない場合もあります。

なお、火葬費には火葬場までの霊柩車の手配費用は含まれないため注意が必要です。

火葬費は、葬儀費用全体のなかでは比較的少額ではあるものの、地域差が大きいため事前に確認しておきましょう。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、プランのセットプラン料金内に「火葬場までの搬送費用」も含んでおりますのでご安心ください。 ※火葬費については含まれておりません。

30人規模の家族葬を執り行うときに費用を抑えるポイント

ここでは、家族葬の費用を抑えるためのポイントについて詳しく紹介します。

• 不要なオプションはできる限り省く
• 返礼品・会食数は正確に見積もる
• パッケージプランを比較して検討する

ぜひ参考にしてみてください。

不要なオプションはできる限り省く

30人規模の家族葬では、不要なオプションを省くことで費用を大幅に削減できます。葬儀社が提案する基本プランには、実際には使わないサービスが含まれていることが多いためです。

たとえば、豪華な祭壇装飾や過剰な生花・高額な棺などは、故人や遺族の希望に合わせて簡素なものに変更できます。会葬礼状や返礼品も、親族中心の葬儀では必要最小限に抑えられるでしょう。

料理についても、通夜振る舞いを簡略化したり精進落としの内容を見直したりすれば、1人あたり数千円分費用を抑えられます。

このように、ひとつひとつのオプションが本当に必要かを吟味すれば、無理のない費用で葬儀を執り行えるでしょう。

返礼品・会食数は正確に見積もる

30人規模の家族葬で費用を抑えるには、返礼品と会食の数を正確に見積もることが重要です。多めに発注すると費用が増える可能性があります。

参列者の事前に把握し、返礼品は確定した人数に1～2割程度の余裕を持たせて準備しましょう。会食についても同様に、実際に出席する人数を確認してから手配します。

葬儀社には参列予定者リストを提出し、正確な数量で見積もりを依頼しましょう。

このように、返礼品と会食の数量管理に気を配ることで、30人規模の家族葬でも無駄な出費を防げます。

パッケージプランを比較して検討する

30人規模の家族葬で費用を抑えるには、複数の葬儀社のパッケージプランを比較検討することが重要です。パッケージプランとは、祭壇・棺・骨壺・司会進行・霊柩車などの基本的なサービスを一括にしたセット料金のことです。

葬儀社によって同じ30人規模でも、プラン内容と価格に10～30万円程度の差が生じることがあります。比較する際は、含まれるサービス内容を詳しく確認し、追加料金が発生する項目を事前に把握しておきましょう。

とくに、会場使用料や返礼品・料理・宗教者への御礼などは別料金となることが多いため注意が必要です。

今の時代は、インターネットで資料請求できる葬儀社も増えているため、自宅でじっくり検討できます。費用と内容のバランスを考えて葬儀社を選ぶことで、満足度の高い家族葬を執り行えるでしょう。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、家族葬のみでなく、1日葬などのお客様の要望に合わせたプランを複数ご用意しております。また、事前にお問い合わせいただいた方には、特別料金で葬儀をご案内しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

30人規模の家族葬を執り行うときの葬儀業者の選び方

最後に、30人規模の家族葬を執り行う際の葬儀業者の選び方について詳しく紹介します。ポイントは、以下の4つです。

• 30人規模の家族葬を執り行った実績や信頼性があるか
• 見積り内容が項目ごとに明記されているか
• 相談したときのスタッフの対応がよいか
• 式場の立地やアクセスの良さに問題はないか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

30人規模の家族葬を執り行った実績や信頼性があるか

家族葬を執り行う葬儀業者を選ぶ際は、葬儀実績と信頼性をチェックすることが重要です。

実績が豊富な業者は、限られた人数での会場設営や進行に慣れており、スムーズな葬儀運営が期待できます。

確認方法としては、実際に利用した人の口コミや評判を葬儀情報サイトやSNSで調べる方法があります。とくに、同程度の規模の葬儀を行った人の体験談は参考になり、スタッフの対応や料金の透明性がわかるでしょう。

葬儀業者との事前相談では、過去の施行例の写真や実際の見積書を見せてもらうことで、その業者の経験値を判断できます。また、地域での営業年数や葬祭ディレクター資格を持つスタッフが在籍しているかどうかも信頼性の指標といえます。

30人規模の家族葬は規模の大きな葬儀とは異なる配慮が必要であるため、実績と信頼性を十分に確認してから業者を決めましょう。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」を実際にご利用いただいたお客様へのアンケートをWEBサイトに掲載しておりますので、参考にされてください。

見積り内容が項目ごとに明記されているか

30人規模の家族葬を執り行う際は、見積り内容が項目ごとに明記されている葬儀業者を選ぶことが大切です。

葬儀費用の内訳には、以下のような項目があります。

• 祭壇費
• 棺代
• 霊柩車代
• 火葬料
• 式場使用料
• 飲食費 など

このような項目が「一式」としてまとめられている見積りでは、何にいくらかかるのか判断できません。一方、項目別の明細があれば、不要なサービスを削除することで費用を節約できるでしょう。

たとえば「祭壇の花の量を減らす」「料理の品数を変更する」など、予算に応じて調整できます。

ドライアイス代や遺体を安置する費用など、日数によって変動する費用も把握することも忘れずに行います。

複数の葬儀業者から相見積りを取る際も、項目が明確であれば比較しやすくなるでしょう。透明性の高い見積りを提示する業者は、信頼性も高いと判断できます。

家族葬という大切な儀式を安心して任せるためにも、費用の詳細を明確に示す葬儀業者を選ぶことをおすすめします。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、24時間・365日・無料での見積もりやご相談を承っております。葬儀は何度の経験することでなく、分からないことが多く当然ことかと思います。そのため些細なことでも疑問点やご不安なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

相談したときのスタッフの対応がよいか

30人規模の家族葬を執り行う際は、相談時のスタッフの対応品質を重視して葬儀業者を選定することが重要です。

初回相談時に遺族の話を最後まで聞き、質問に対して専門用語を使わずにわかりやすく説明できるスタッフがいる業者を選びましょう。

また、深夜や早朝の急な連絡にも迅速に対応し、24時間体制で相談を受け付けているかについても確認すべきポイントです。

相談時の対応の良し悪しは実際の葬儀運営の質を反映することが多いため、複数の業者と面談して比較しましょう。

式場の立地やアクセスの良さに問題はないか

30人規模の家族葬では、参列者全員が無理なく会場に到着できる立地条件についても判断基準として挙げられます。複数の交通手段でアクセスできる式場なら、天候不良や交通機関の乱れにも対応しやすいでしょう。

具体的には、駅から徒歩10分以内または駐車場が15台以上確保されている式場を選ぶと、高齢者や遠方からの参列者も安心して参加できます。

バス停や地下鉄が近くにある場合は、最寄りのバス停や駅からの本数や最終便の時刻も事前に確認しておくとより安心です。また、車椅子で来場する参列者がいる場合は、エレベーターの有無やバリアフリー対応の程度も葬儀業者に問い合わせておきましょう。

式場周辺にコンビニや飲食店があれば、待ち時間や式後の会食場所として利用できるため便利です。葬儀業者によっては送迎バスの手配も可能なため、参列者の居住地域を伝えて相談することも検討しましょう。

30人規模の葬式を執り行うなら家族葬の実績がある葬儀会社を選びましょう

30人規模の家族葬は費用を抑えながら故人をしっかりと送る最適な選択肢です。葬儀費用は90～205万円の範囲に収まることが一般的ですが、不要なオプションを省くことで大幅に節約できます。

葬儀業者選びでは実績と信頼性を重視し、見積もり内容が明確な業者を選ぶことが重要です。スタッフの対応品質や式場のアクセスの良さも、満足度の高い葬儀を実現するための大切な要素です。

家族葬の経験豊富な葬儀会社なら、限られた人数でも心のこもった儀式を提供してくれるでしょう。

なお「1日葬・家族葬のこれから」では価格を抑えたプランパックでの葬儀をご用意しています。参列人数に応じた広さの式場で、現代に合わせたシンプルな葬儀を行えます。依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。