お布施

お布施とお車代は別々に渡す?近距離の場合の考え方や金額相場を解説

お布施とお車代は別々に渡す?近距離の場合の考え方や金額相場を解説

葬儀や法要の準備をしていると、「お布施とお車代は別々に用意するの?」「封筒はどう書けばいいの?」と、わからないことが次々と出てきて戸惑う方も多いのではないでしょうか。

結論としては、お布施・お車代・御膳料はそれぞれ意味が異なるため、別々の封筒に包んで渡すのが基本マナーです。

この記事では、3つの違いと金額相場、封筒の選び方・書き方、渡すタイミングと挨拶の例文など、準備に必要な知識をまとめました。

葬儀・法要のために、具体的にどの費用をいくら用意すべきかがわかります。マナーの正解を知っておけば、スムーズに儀式当日を迎えられるでしょう。

この記事を要約すると

  • お布施・お車代・御膳料は、それぞれ意味が異なるため、別々の封筒に包んで渡すのが基本マナーです。封筒の表書きは濃い墨で書き、薄墨は使いません。
  • お布施の相場は葬儀で10〜50万円、法要で3〜5万円が目安です。お車代・御膳料はいずれも5,000円〜1万円が目安で、僧侶一人あたりの金額として用意します。
  • お布施は開式前に僧侶の控室へ伺い、袱紗やお盆に乗せて両手で渡すのが丁寧な渡し方です。「お気持ちで」と言われた場合は、一般的な相場を参考に金額を決めて問題ないでしょう。
要約文下の共通CTA

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応

お布施・お車代・御膳料の違い

葬儀や法要の際、僧侶に渡す謝礼には「お布施(おふせ)」「お車代」「御膳料(ごぜんりょう)」の3種類がありますそれぞれ意味合いや準備する目的が異なるため、事前に違いを把握しておくと、準備がスムーズです。

まずは、それぞれの違いを一覧表で確認してみましょう。

お布施お車代御膳料
意味読経や戒名授与への感謝(本尊への供え物)僧侶の交通費に対する補填・謝礼僧侶が会食を辞退された際の食事代
相場葬儀:10〜50万円程度/法要:3〜5万円程度5,000円〜1万円程度5,000円〜1万円程度
封筒の表書きお布施(御布施)御車代(お車代)御膳料(お膳料)
渡すタイミング儀式の前後(開式前が一般的)お布施と同時お布施と同時

お布施とは、読経・戒名への謝礼

お布施とは、葬儀や法要での読経や、戒名の授与に対する僧侶への謝礼です。

本来、お布施は労働の対価ではなく、ご本尊にお供えするものという考え方があるため、金額が明確に決まっているわけではありません。葬儀の内容や地域、お寺との付き合いの深さによって異なりますが、戒名代もこのお布施に含まれるのが一般的です。

関連: お布施とは?基本の考え方や金額の相場、マナーなども解説

お車代とは、交通費の補填

お車代とは、葬儀や法要のために出向いてくれた僧侶への交通費として包む謝礼です。タクシーや電車などの実費に加え、足を運んでいただいたことへの感謝の気持ちも込められています。お布施と同様に金額の決まりはありません。

御膳料とは、食事を辞退された場合の費用

御膳料とは、葬儀後の通夜振る舞いや法要後の精進落としなどの会食を、僧侶が辞退した場合に渡す費用です。「食事の代わり」として包むものなので、僧侶が会食に参加される場合は不要です。

お布施とお車代は別々に渡す?

僧侶へのお礼を準備する際、「すべて一つにまとめてしまっても良いのでは?」と迷う方も多いでしょう。しかし、基本的には別々に包むのが正しいマナーです。

それぞれ「意味」が異なるため別々の封筒で渡す

お布施とお車代は、僧侶に渡すタイミングは同じですが、封筒は別々にするのが一般的なマナーです。

お布施はお寺の本尊へ捧げる「お供え物」の意味を持つのに対し、お車代や御膳料は実費(交通費や食事代)を補填する「心づけ」としての意味合いが強いものです。それぞれに意味が異なるため、封筒を分けることで何に対するお礼なのかが明確になります。

封筒を分けることで管理しやすくなることも理由のひとつ

封筒を分けるもうひとつの理由として、渡す側・受け取る側の管理のしやすさもあります。お布施は寺院の運営に充てられる一方、お車代や御膳料は僧侶個人へのお礼という性質があります。用途が異なるため、まとめてしまうとかえって相手に手間をかけさせてしまうこともあるでしょう。

渡す側としても、項目ごとに分けておくことで「お車代を入れ忘れた」といったミスを防ぎ、管理しやすくなります。「まとめて渡した方が手軽では?」と思うかもしれませんが、丁寧さを示す意味でも封筒は分けて準備しましょう。

近距離でもお車代は必要?

「お寺から会場が近いから、お車代はいらないのでは?」と考える方もいますが、基本的には距離に関わらず用意します。

「近距離だから不要」は間違い。基本的に必要

「お寺が近いから」「歩いて来られる距離だから」という理由でお車代を省くのはマナー違反です。お車代は実際にかかった交通費だけでなく、足を運んでいただいたことへの感謝の気持ちも含まれています。

僧侶が自家用車で来られた場合でもガソリン代として包むのが礼儀です。距離の長短に関係なく、基本的には用意するものと考えておきましょう。

お車代が不要になるケース

以下のようなケースでは、お車代を準備する必要はありません。

  • 寺院内で葬儀・法要を行う場合:僧侶が移動する必要がないため、お車代は不要です。
  • 施主側が送迎車を手配した場合:家族が車で迎えに行ったり、タクシーを手配(支払いを済ませて)したりした場合は不要です。

ただし、地域や寺院によって慣習が異なる場合もあります。判断に迷ったときは事前に確認しておくと安心です。

迷ったら葬儀社に確認するのがベスト

自分の場合はどうすべきか、金額はいくらが適切かなど、判断に迷ったときは、担当の葬儀社に相談するのがおすすめです

葬儀社はその地域の慣習やお寺ごとの傾向を把握していることが多く、的確なアドバイスをもらえます。初めての葬儀や法要で不安な方は、わからないまま進めず、気軽に聞いてみましょう。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では菩提寺がないお客様に、全国で僧侶の手配に対応しております。読経・戒名・お車代を含めた定額のお布施金額でご案内しています。

あらかじめ総額が分かるため、「いくら包めばいいのか分からない」といった不安を感じることなく、安心して準備を進めることができます。

葬儀・法要別|お布施の金額相場

お布施の金額は、葬儀か法要かによって大きく異なります。また、地域や宗派、お寺との付き合い方などによっても違いがあります。しかし一般的な「目安」を知っておくと準備がスムーズです。ここでは葬儀・法要別の金額相場を見ていきましょう。

お布施の費用については以下の記事でも紹介しています。より詳細な法要別、宗教別のお布施などについて知りたい方はこちらをご覧ください。

関連: お布施の費用はどれくらい?費用の相場や法要に必要なその他の費用も解説

葬儀(通夜・告別式)のお布施相場

葬儀でのお布施相場は、10〜50万円程度が目安です。金額に開きがあるのは、戒名のランクや地域の慣習、寺院との関係性によって金額が変わるためです。

戒名をいただく場合はその費用も含まれることが多く、一般的に、戒名のランクが上がるほど金額も上がります。菩提寺がある場合は、過去の法要の記録などを参考に金額を決めるとよいでしょう。

初七日・四十九日法要のお布施相場

法要でのお布施相場は、3〜5万円程度が一般的です。初七日・四十九日ともにほぼ同じ金額帯が目安とされています。

なお、初七日法要は葬儀と同日に行われることも多いです。この場合、葬儀と初七日のお布施をまとめて包むか、別途用意するかを、葬儀社や寺院に確認しておくと安心です。

葬儀・法要のお車代と御膳料の金額相場

お車代と御膳料は一般的に、葬儀・法要どちらでも金額の目安に変わりはありません。お布施のように、式の内容によって大きく金額が異なることはないので、相場を押さえておけば迷わず準備できるでしょう。

お車代の相場

お車代の相場は、5,000円〜1万円が目安です交通費の実費を大きく超える必要はありませんが、感謝の気持ちを込めてきりのよい金額を包むのが一般的です。

遠方から来てもらう場合は、実際の交通費に応じて1万円以上包むこともあります。距離や状況に合わせて判断しましょう。

御膳料の相場

御膳料の相場も、お車代と同様に5,000円〜1万円が目安です。この金額は僧侶一人あたりのものです。複数の僧侶が出席する場合はその人数分を用意しましょう。

お布施・お車代の封筒の種類と選び方

お布施・お車代・御膳料は、それぞれ別の封筒に包んで渡します。封筒は不祝儀袋とは異なります。それぞれ決まりがあるので、事前に確認しておきましょう

お布施:白無地の奉書紙or白封筒

お布施を包む際は、奉書紙(ほうしょがみ・ほうしょし)または白無地の封筒を使います。奉書紙は和紙の一種で、奉書紙を使用するのが最も格式の高い包み方です。

略式であれば白無地の封筒でも問題ありません封筒は郵便番号欄などの印刷のないものを選びます。また、二重封筒は「不幸が重なる」と気にする方もいるため、一重の白封筒がより無難です。

「お布施」と印刷されている市販の封筒を使っても失礼にはあたりません。お布施を包む封筒は、一般的に水引は不要ですが、地域の慣習や法要などの種類・規模によって異なるケースもあります。不安な際は、葬儀社スタッフに相談するとよいでしょう。

お車代:白封筒

お車代には白無地の封筒を使います。水引は不要です。コンビニや文具店で手に入る一般的な白封筒で問題ありませんが、郵便番号欄が印刷されているものは避け、無地のものを選びましょう。

小さなポチ袋を使用する方もいますが、お札を折らずに入れられるサイズの白封筒を使うのが正式なマナーです。

御膳料:白封筒

御膳料も同様に白無地の封筒を使います。封筒の選び方はお車代と同様です。3つの封筒を渡す際は、お布施を一番上(手前)に重ねます。

表書きの書き方

お布施・お車代・御膳料ともに、封筒の正面(表側)には、何のお金であるかわかるよう、はっきりと記します。文字は筆または筆ペンを使い、いずれも薄墨ではなく濃い墨で書くのがマナーです。

なお、お布施の書き方については以下の記事でも解説しています。より詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

関連: お布施の書き方は?喪主の名前・金額の書き方などの基本を解説

お布施

表書きは「お布施」または「御布施」と書き下段には施主(喪主)のフルネームか、「◯◯家」と家名を書くのが一般的です。

御車代

表書きは「御車代」と書きます下段の書き方はお布施と同様に、施主のフルネームまたは家名を記入します。

御膳料

表書きは「御膳料」と書きますこちらも下段には施主のフルネームまたは家名を書きましょう。

お金の入れ方・向き・新札ルール

お布施・お車代・御膳料のいずれも、お札の向きは、肖像画が封筒の表側・上方向にくるように揃えて入れます。複数枚ある場合はすべて同じ向きにそろえるのがマナーです。

新札については、香典とは異なりお布施・お車代・御膳料には新札を使っても問題ありませんむしろ、感謝の気持ちを丁寧に示すという意味で、新札を用意するのが望ましいと考える方もいます。新札を用意できない場合は、なるべくシワのないキレイなお札を使用しましょう。

お布施はいつ・どうやって渡せばいい?

お布施・お車代・御膳料は、適切なタイミングと渡し方のマナーを押さえておきましょう。当日バタバタしないよう、事前に確認しておくと安心です。

葬儀のお布施は開式前に渡すのが基本

葬儀のお布施は、開式前に僧侶へご挨拶するタイミングで渡すのが基本です僧侶が控室に入ったら、早めに伺うようにしましょう。葬儀が終わってからでは慌ただしいことも多いため、開式前に済ませておくと安心です。

法要のお布施は法要開始前 or 終了後でも可

四十九日や一周忌などの法要では、開始前の挨拶時、もしくは法要がすべて無事に終了した後の挨拶時に渡します。

もし法要の後に会食(精進落とし)があり、僧侶も参加する場合は、会食が終わって僧侶が帰る際に渡しても問題ありません。

渡す際のマナーや挨拶(例文あり)

お布施を渡す際は、お盆や袱紗の上に乗せて両手で差し出すのが基本的なマナーですバッグに直接入れた封筒をそのまま手渡しするのはマナー違反とされます。袱紗に包んで持参し、なるべく手渡ししないように心がけます。

足を運んでもらったお礼を一言添えると自然です。挨拶の言葉はシンプルで問題ありません。以下を参考にしてください。

【開始前】
「本日はどうぞよろしくお願いいたします。ささやかではございますが、お布施をお納めください。」

【終了後】
「本日はありがとうございました。おかげさまで滞りなく法要を終えることができました。どうぞお納めください。」

お盆(新盆)でもお車代は必要?

お盆の時期に僧侶を招いて法要を行う場合も、通常の法要と同様にお布施・お車代・御膳料を準備するのが基本です。

お盆で僧侶を招いて法要を行う場合はお車代が必要

お盆の棚経(たなぎょう)や法要で僧侶に自宅や会場へ出向いてもらう場合は、お車代を用意しましょう。

「お盆だから不要」ということはなく、通常の法要と同じ考え方で準備します。相場も同様に5,000円〜1万円が目安です。

新盆(初盆)は通常より多めに包む傾向がある

故人が亡くなって初めて迎えるお盆を「新盆(にいぼん、あらぼん、しんぼん)」または「初盆(はつぼん)」といいます。新盆のお布施の目安は3〜5万円程度です。

新盆は丁寧に供養を行う慣習があり、通常のお盆のお布施相場が5,000円〜1万円程度であるのに対し、多めに包む傾向があります。ただし、地域や寺院によって異なる場合もあるため、不安な場合は葬儀社や寺院に確認しておくと安心です。

お布施・お車代に関するよくある質問(FAQ)

お布施やお車代を用意する際、多くの人が疑問に思うポイントをまとめました。

「お気持ちで」と言われたときはいくら包めばいい?

僧侶に金額を尋ねて「お気持ちで」と言われるのは珍しいことではありません。先に述べたように、お布施であれば葬儀で10〜50万円、法要で3〜5万円、お車代・御膳料は5,000円〜1万円が目安です

菩提寺がある場合は、過去に家族が包んだ金額を親族に確認するのもひとつの方法です。同じお寺の檀家さんに聞くか、担当の葬儀社に「この地域では皆さんいくらくらい包まれますか?」と相談してみてもよいでしょう。

お布施とお車代の封筒をひとつにまとめてもいい?

前述の通り、別々の封筒に分けて渡すのが基本のマナーです。それぞれ意味が異なるため、封筒を分けることで何に対するお礼かが明確になります。まとめてしまうと寺院側の管理の手間にもなるため、手間でも封筒は分けて用意しましょう。

お布施だけ渡してお車代を渡し忘れたらどうする?

渡し忘れに気づいたタイミングで、速やかにお渡しすれば問題ありません。当日中であれば、僧侶がお帰りになる前にお声がけしてお渡しします。後日気づいた場合は、寺院に連絡を取りお詫びの言葉を添えてお渡しするか、現金書留で郵送する方法もあります。

お布施・お車代を理解してスムーズな葬儀・法要を

お布施・お車代・御膳料はそれぞれ意味が異なり、別々の封筒に包んで渡すのが基本マナーです。金額に明確な決まりはありませんが、一般的な相場を把握しておくことで、いざというときに慌てず準備できるでしょう。

封筒の種類や表書き、渡すタイミングなど細かいマナーは多いですが、大切なのは僧侶への感謝の気持ちを丁寧に伝えることです。わからないことがあれば葬儀社に相談するとよいでしょう。

葬儀社は、葬儀全体はもちろん、細かなマナーや相談しにくいお金のことなど、何でも相談できる存在です。信頼できる葬儀社を選んでおくと、いざという時に心強いものです。

弊社では、価格を抑えたプランパックでの葬儀をご用意しています。参列人数に応じた広さの式場で、現代に合わせたシンプルな葬儀を行えます。依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応
オペレーターと祭壇と家族のイラスト
葬儀をお考えの方は までご相談ください

※サービスサイトに移動します。

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応