身内が亡くなり、ひとりで家族葬を執り行うことになったけれど「どのように準備を進めればいいのか」といった不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
実は、家族葬はひとりでも執り行うことが十分可能です。本記事では、ひとりで家族葬を進める際の準備の流れから費用の目安・葬儀後の手続きまで詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
この記事を要約すると
- 家族葬はひとりで執り行える。葬儀社が進行や手配をサポートするため、わからない点は相談しながら進められる。
- 家族葬の平均費用は約72万円。準備は葬儀社選びから始まり、安置場所と日程決定・形式・規模などを決める。複数社から見積りを取ることが重要である。
- 保険資格喪失手続き、年金受給停止・公共料金解約・銀行口座凍結と相続手続きなどが必要。多くは14日以内が期限で、窓口で案内を受けながら進められる。
家族葬をひとりで執り行うことは可能
家族葬は、故人とのお別れを大切にできる小規模な葬儀です。葬儀の進行や実務は葬儀社が担うため、わからない点は相談しながら進められます。葬儀社が全体の段取りや手配をサポートしてくれるので、親族が少ない場合や相談できる人がいない状況でも心配はいりません。
準備に迷う場面があっても、スタッフが丁寧に案内してくれるため、精神的な負担を軽くできます。ひとりだからこそ、故人が好きだった花を飾ったり静かに寄り添う時間をつくったりするなど、より想いを込めた葬儀の流れにできるでしょう。
家族葬についての全体像を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
家族葬をひとりで執り行う際の親戚・知人への連絡方法
連絡範囲は、近親者・故人と関係の深い相手を中心に、状況に応じて調整しましょう。まずは「家族葬で静かに見送りたい」という意向を伝え、近親者のみで執り行うことや参列辞退の有無・必要なら連絡先も簡潔に伝えます。
親族などは電話が無難で、難しい場合はメール等で先に要点を伝え、必要に応じてあとから電話しましょう。参列をお願いしない場合は「故人の遺志により、近親者のみで執り行います」と添えると角が立ちません。また、葬儀後の事後に報告するのも選択肢のひとつです。
訃報の連絡方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
家族葬をひとりで執り行うときの費用目安
家族葬は参列者が少なく飲食接待費や返礼品費を抑えやすいため、結果として総額が下がる傾向にあります。
公正取引委員会の葬儀の取引に関する実態調査報告書をもとに算出すると、家族葬の平均的な費用は約72万円でした。
なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、相場よりも抑えた価格で、必要なものを揃えた明瞭プランでの家族葬を全国一律価格で提供しています。事前のお問い合わせで特別価格でのご案内もございますので、お気軽にお問い合わせください。
家族葬の費用相場について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【ひとりでもできる】家族葬の準備と流れ
家族葬の準備は、ひとりで進められます。基本的な流れは、複数人で準備するのと大きく変わりません。ここでは、家族葬の流れを5つのステップで紹介します。
- 葬儀社を選ぶ
- 安置場所と日程を決める
- 葬儀の形式・規模を決定する
- 棺・骨壷・花・写真などのグレードを決める
- 当日の流れを確認して家族葬を執り行う
ぜひ参考にしてみてください。
1. 葬儀社を選ぶ
家族葬をひとりで進める場合、まず葬儀社選びから手を付けます。信頼できる葬儀社を選べば、進行や手配を支えてもらえるため、迷う点を相談しながら進めやすくなります。
まずは、複数の葬儀社から見積りを取り、料金だけでなく「説明のわかりやすさ」「質問への対応」「急な相談への姿勢」などを確認しましょう。家族葬の実績が多いところは、小規模ならではの悩みにも慣れており、ひとりで準備する人へのサポートも手厚い傾向にあります。
その点、弊社「1日葬・家族葬のこれから」の家族葬はお客様からご満足のお声をいただいております。
60代男性 K.H様
エリア宮城県仙台市若林区
スタッフの方の心づかいや優しさを感じました。各部門の担当者様に感謝致します。
50代女性 F.I様
エリア東京都杉並区
初めての喪主で何もわからなかったのですが、お電話口の方からとても丁寧でここで!と決めました。結果満足です。
その他にも、全国でのご葬儀の口コミを掲載していますので、ご自身のエリアをご参考にされてください。
2. 安置場所と日程を決める
家族葬をひとりで進める際は、安置場所と葬儀の日程を早めに決めることで心の負担を軽くできます。自宅で安置するか、葬儀社の安置施設を利用するかは、生活環境や距離感で選びましょう。葬儀社に相談すると、搬送や安置の手配を案内・対応してもらえるため安心です。
日程は、火葬場の空き状況や宗教者の都合も踏まえ、無理のない範囲で調整します。火葬場の予約状況によっては数日ずれることもありますが、その調整も葬儀社がサポートしてくれるでしょう。
遺体の安置について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
3. 葬儀の形式・規模を決定する
家族葬では、故人とのお別れを落ち着いて行えるよう形式や規模を自由に選べます。ひとりで準備する場合は、無理のない範囲で決めることが大切です。通夜と葬儀の両方を行うか、火葬のみのシンプルな形にするかなど、希望に合わせて選びましょう。
判断に迷う場合でも参列者数や予算の目安を伝えると、葬儀社から適した形式や必要事項の提案を受けやすくなります。故人の好みや自分の気持ちを踏まえて、無理のない範囲で内容を整えるとよいでしょう。
また、誰も呼ばない場合の家族葬については、以下の記事を参考にしてみてください。
4. 棺・骨壷・花・写真などのグレードを決める
棺・骨壷・祭壇装花・遺影などは、プランに含まれる内容を確認したうえで、必要に応じてオプションから選べます。葬儀社が標準プランと選べるオプションを丁寧に説明してくれるため、予算に合わせて無理なく決められるでしょう。
高価な品にこだわらず、祭壇装花の色味を故人の雰囲気に寄せたり、自然な表情の写真から遺影を作ったりするなど、希望に合わせた工夫は可能です。迷うときは葬儀社に確認しながら、必要な項目から順に選んでいくと進めやすくなります。
5. 当日の流れを確認して家族葬を執り行う
当日は、葬儀社が式の進行をサポートしてくれるため、ひとりでも安心してのぞめます。まず、開式前に流れの最終確認を行い、読経の時間や焼香の順番・出棺の段取りなどをスタッフが丁寧に説明してくれるでしょう。
式の途中で不安があれば、そばにいる担当者にすぐ相談できます。参列者が少ない家族葬では、静かに故人と向き合う時間がしっかり取れるのも大きな安心につながるでしょう。
家族葬の流れについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ひとりで家族葬を終えたあとにやるべき手続き
大切な身内をひとりで弔ったあとにも、やるべきことは残されています。ここでは、社会保障や年金・公共料金などにおいて、死亡後に必要になる手続きをまとめました。
- 国民健康保険や後期高齢者医療保険の資格喪失手続き
- 介護保険の資格喪失手続き
- 年金の受給停止手続き
- 公共料金・サービスの解約や名義変更
- 銀行口座の凍結と相続手続き開始
- 遺品の整理と財産の把握
- 生命保険の受取手続き
ひとつずつ詳しく解説します。
国民健康保険や後期高齢者医療保険の資格喪失手続き
家族葬が終わったあと、まず行うべき大切な手続きが、国民健康保険や後期高齢者医療保険の資格喪失届です。亡くなった日から14日以内に市区町村の窓口で手続きをします。必要な書類は、以下のとおりです。
- 亡くなった方の保険証
- 死亡が確認できる書類
- 本人確認書類 など
ひとりで向かうのが不安な場合は、事前に役所へ電話して「何を持っていけばよいか」「混雑しにくい時間帯」を確認しておくとよいでしょう。窓口では担当者が手続きの流れを案内してくれるため、書類の記入方法も確認しながら進められます。
介護保険の資格喪失手続き
介護保険の資格喪失手続きも早めに済ませておきましょう。亡くなった日から14日以内に、市区町村の窓口へ届け出をしなくてはいけません。必要な書類は、以下のとおりです。
- 介護保険被保険者証
- 死亡が分かる書類(例:死亡診断書の写しや死亡届受理証明など)
- 届け出を行う人の本人確認書類 など
窓口では担当者が手順を教えてくれるため、ひとりでも難しい内容ではありません。もし、不安な場合は、事前に役所へ電話し必要書類の確認や混雑状況を聞いておきましょう。
年金の受給停止手続き
身内がなくなると、介護保険の手続き(被保険者証の返却等)も必要です。厚生年金は、亡くなった日から10日以内、国民年金は14日以内が目安で、年金事務所や市区町村の窓口で行います。手続きに必要な書類は、以下のとおりです。
- 年金手帳や年金証書
- 死亡が確認できる書類(戸籍抄本・住民票の除票・死亡診断書の写しなど)
- 届出をする人の本人確認書類 など
ひとりで行くことに不安があっても、多くの窓口では担当者が書類の記入方法や必要な提出物を案内してくれます。また、事前に電話で「どの窓口へ行けばいいか」「持ち物は何か」を確認しておくとスムーズです。
公共料金・サービスの解約や名義変更
葬儀を終えたあとの時期には、電気・ガス・水道などの公共料金や電話・インターネット・新聞・各種サブスクの解約・名義変更も必要です。ひとりで進めるのは大変に感じますが、まずは契約状況を把握するところから始めましょう。
検針票や請求書・銀行の引き落とし履歴を見て、利用中のサービスを確認します。各社の窓口へ電話すれば、必要書類や手順を案内してくれるでしょう。オンラインや郵送の手続きにも対応している会社も多いため、無理なく進められることがほとんどです。
銀行口座の凍結と相続手続き開始
銀行口座の凍結連絡と相続手続きも進めましょう。口座名義人が亡くなってそのことが銀行に死亡事実が伝わると、口座は凍結され預金の引き出しや振込ができなくなります。
初回連絡時などに、死亡が確認できる書類や届出人の本人確認書類などが求められます。その後、遺言書の有無を確認し、相続人を確定させてから、預金の解約や名義変更の手続きを進めるという流れです。ひとりで進めるのが不安な場合も、銀行の担当者が手続きの方法を説明してくれるでしょう。
遺品の整理と財産の把握
葬儀後、故人の遺品整理と財産の確認を進める必要がありますが、ひとりで抱え込む必要はありません。まずは、無理のない範囲で身の回りの品から手をつけましょう。特に、重要書類にあたる通帳や保険証券・年金関連の書類などは、優先して探します。
わからない書類があっても、あとから金融機関や役所に確認すれば問題ありません。また、遺品整理業者に部分的に依頼すれば、負担を大きく減らせます。財産の全体像がつかめると、銀行や相続の手続きがスムーズに進められます。
生命保険の受取手続き
家族葬を終えたら、生命保険の受取手続きも早めに進めておきましょう。保険会社へ連絡すると、必要書類や手続きの流れを案内してくれるため、ひとりでも進めやすくなります。一般的には、死亡診断書や保険証券・受取人の本人確認書類などが必要ですが、不明点は担当者に相談すれば問題ありません。
書類の準備には少し時間がかかることもありますが、多くの保険では請求期限にある程度の余裕があるため、落ち着いて進めつつ、できるだけ早めに手続きするとよいでしょう。保険金の請求が完了すると、今後の生活費の見通しが立ちやすくなり、次の手続きにも心の余裕が生まれます。
参列者ひとりの家族葬でも心を込めて故人を送り出しましょう
参列者がひとりの家族葬でも、故人を想う気持ちがあれば、十分に温かいお別れができます。人が少ないからこそ、慌ただしさに追われることなく、故人との時間をゆっくり過ごせるのが家族葬のメリットです。
好きだった花を飾ったり、思い出の写真をそっと置いたり、静かに語りかけたり、そのひとつひとつが心のこもった大切な葬儀の形といえるでしょう。
弊社では、価格を抑えたプランパックでの葬儀をご用意しています。参列人数に応じた広さの式場で、現代に合わせたシンプルな葬儀を行えます。依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。
