葬儀の流れ

お通夜はいつ行う?日程の決め方や避けるべき日をわかりやすく解説

お通夜はいつ行う?日程の決め方や避けるべき日をわかりやすく解説

お通夜は、葬儀・告別式で故人を見送る前夜に遺族や親しい人々が集まり、故人との最後の夜を過ごす大切な儀式です。しかし、お通夜はいつ行うのか、どんな流れで準備すればよいのかと戸惑う方も少なくありません。

そこで今回は、これからお通夜や葬儀を準備する方向けに、お通夜の日程を決める際に配慮すべきポイントや、実際にお通夜の日程を決めるまでの流れを解説します。お通夜の日取りの決め方の一般的なルールを知り、スムーズに葬儀準備を行えるように備えましょう。

この記事を要約すると

  • お通夜は葬儀・告別式の前夜に行われる、故人を偲ぶ儀式です。亡くなってから何日目にお通夜を行うかはとくに決まりがありません。
  • お通夜の日程は、火葬場の空き状況や僧侶のスケジュール、参列する遺族の都合などに配慮したうえで決定します。遠方からの参列者が多い場合は、週末に執り行うと参列しやすいといえます。
  • 近年は葬儀の簡略化が一般化しており、お通夜を行わない1日葬や直葬が選ばれるケースもあります。
要約文下の共通CTA

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応

お通夜とは?

お通夜は葬儀の前の夜に行われる儀式で、夕方から行われるのが一般的です。お通夜には家族や親戚をはじめとした故人と親しかった人が集まり、故人と最後の夜を静かに過ごすという目的があります。古くは夜通し行われていましたが、現代では数時間程度でお開きにする「半通夜」が主流です。

また、故人が亡くなった当日に近親者だけで行う「仮通夜」と一般的な「本通夜」の2夜に分けて行うケースもあります。

仏教のお通夜では、僧侶による読経や参列者・会葬者による焼香が行われます。キリスト教では、聖書朗読や賛美歌の斉唱などを行う「前夜式」や「祈祷会」と呼ばれる式がお通夜にあたります。神道の場合は「通夜祭」と呼ばれ、神職が祭詞を奏上し、玉串を捧げて故人をしのびます。

なお、以下の記事ではお通夜の流れや参列時のマナーをより詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてください。

関連: お通夜の流れや服装のポイント、持ち物を解説!押さえておくべきマナーも紹介

お通夜の日程に決まりはない

お通夜をいつ行うかについて、明確な決まりはありません故人の亡くなった日時・火葬場の空き状況・宗教者のスケジュールなどを考慮し、遺族と葬儀社で相談のうえで日程を決めるのが一般的です。

スケジュール上の問題がある場合は亡くなってからお通夜までの期間が空くこともありますが、その場合はご遺体にエンバーミングの処置を施すなどしてご遺体の状態を保つ必要があります。

火葬は亡くなってから24時間経過してから行う

日本の法律では、亡くなってから24時間以上が経過しないと火葬を行うことができませんそのため、お通夜と葬儀の日程を決める際には、この規定を前提に考える必要があります。

たとえば故人が深夜や早朝に亡くなった場合、翌日に火葬は行えず、少なくとも翌々日以降に行うことになります。

一般的には亡くなった翌日か翌々日に執り行う

お通夜の日程に決まりはありませんが、多くの場合は亡くなった翌日または翌々日に行われます亡くなってから1日〜2日の期間を設けることで、火葬までの時間を確保しつつ、参列者への連絡や葬儀の準備を十分に整えることができます。

ただし、亡くなった時間帯が夕方〜夜の場合や、葬儀社の都合で式場の空きがない場合は、さらに日を置くケースも珍しくありません。

早朝に亡くなった場合は当日に執り行うことも可能

故人が早朝に亡くなった場合は、当日中にお通夜を行うケースもあります。午前中のうちに葬儀社や寺院へ連絡を取り、午後以降に式を行う流れであれば、最短でお通夜を執り行えます。

ただし、参列者への連絡時間や会場準備などを考えると、余裕のある進行は難しいといえるでしょう。もし最短でお通夜を行いたい場合は、生前のうちから葬儀準備を進めておくとスムーズです。

お通夜の日程を決めるまでの流れ

ここからは、お通夜の日程決めを行う際の流れや注意点を解説します。葬儀場・僧侶・参列者など、各方面のスケジュールを確認しながら日取りを決めましょう。

葬儀社を手配する

故人の死亡が確認されたら、すぐに葬儀社を手配する必要があります。葬儀社はお通夜や葬儀・告別式の運営だけでなく、ご遺体の搬送・安置・僧侶の手配など、葬儀全体に関わるあらゆるサポートを行ってくれます。

葬儀社手配の初動が早ければ早いほど日程決めもスムーズに進むため、あらかじめ複数社の候補を出しておくことをおすすめします。

関連: 葬儀社手配で失敗しないための5つのポイント。選び方から費用相場まで基本を解説。

火葬場のスケジュールを確認する

お通夜と葬儀の日程は、火葬場の予約状況に大きく左右されます。多くの火葬場は午後3時頃までの営業時間となっているほか、年末年始や六曜が友引の日は休館となることが珍しくありません。

休館前後などの混雑する時期には数日先まで予約が埋まってしまうこともあるため、先に火葬場のスケジュールを確認しておくと安心です。火葬場の予約を確保してからお通夜と葬儀・告別式の日程を調整すると、日程決めがスムーズに進みます。

関連: 火葬とは?必要な手続きや流れ・費用を解説|注意点や当日のマナー

菩提寺や僧侶のスケジュールを確認する

お通夜を仏式で執り行い、僧侶へ葬儀に参列を依頼する場合は、菩提寺や僧侶の予定確認も必須です。地域や時期によっては複数の葬儀や法要のスケジュールが重なってしまうことも考えられるため、早めに連絡を入れて日程を確認しましょう。

なお、僧侶が遠方から来る場合は移動時間も考慮し、余裕を持って日程を調整する必要があります。

遺族や参列者のスケジュールを確認する

お通夜への参列を依頼する家族・親族や主要な参列者の予定も考慮する必要があります。とくに遠方からの参列者が多い場合は、お通夜の日程を週末に設定することで参列しやすくなります。

火葬場や宗教者のスケジュールを考慮することはもちろんですが、故人を見送る遺族の都合も優先しながら日程決めを行いましょう。

六曜に配慮する

葬儀やお通夜では、六曜を意識して日程を決めることがあります。六曜のなかでも「友引」は「友を引く」という意味合いを持つとされており、昔からこの日に火葬や葬儀・告別式を行うことは避けられていました。

お通夜は友引の日に行っても問題ないとされていますが、地域によっては友引の日にお通夜を執り行うことも避けることがあります。

関連: 葬式ができない日はある?友引や年末年始の注意点と日程の決め方も解説

関連: 葬儀は仏滅でも問題ない|六曜の意味と日程を決める正しい考え方

関連: 葬儀は大安にしてはいけない?仏教と六曜の関係や失敗しない日程の決め方を解説

地域の風習に配慮する

現代の日本では、お通夜を行った後に葬儀・告別式と火葬を行うのが一般的ですが、地域によってはお通夜の前に火葬を行う「前火葬」の慣習が残っている場合があります。

また、お通夜を省略して一日で葬儀と火葬を行うケースもあります。こうした風習は土地ごとに異なるため、地元の葬儀社に確認しながら日程を決めるのが安心です。

お通夜の日程の確定

火葬場・僧侶・参列者の予定をひととおり確認したら、お通夜の日時を正式に決定します。日程や斎場を確保できたら、参列者への訃報連絡や案内状の準備に移りましょう。亡くなってからお通夜までの期間は短いことが多く、素早く連絡や準備を行うことが求められます。

お通夜の案内の伝え方

お通夜の日程が決まったら、親族や参列を依頼する相手にすみやかに知らせる必要があります。連絡手段は電話・メール・手紙などがありますが、急な訃報の場合は時間帯を問わずに電話を入れて問題ありません電話が繋がらなかった場合は、留守電を入れたりメールを併用したりするとスムーズです。

訃報やお通夜の案内を文書で伝える場合は、句読点を使用しないのがマナーです。案内状にはお通夜の日時や会場のほか、宗教形式・遺族代表の連絡先・香典対応の有無なども記載しましょう。家族葬や参列者を絞ってお通夜を行う場合は、案内を出した相手に他言無用であることを伝えておくと混乱を招きにくくなります。

関連: 【訃報連絡の例文】正しい書き方と、受けた際のマナー・返信方法を解説

関連: LINEでの訃報連絡はどうすればいい?友達・親戚向けの例文とマナーを解説

仏教におけるお通夜の流れ

仏式のお通夜は、一般的に夕方から始まり、数時間程度で終了します。式では僧侶による読経が行われ、読経が流れるなかで遺族・参列者や会葬者が焼香を行います。読経後には僧侶の法話や喪主挨拶が行われ、参列者は静かに手を合わせながら故人を偲びます。

お通夜のあとには「通夜振る舞い」と呼ばれる会食の席が設けられることもあります。通夜振る舞いは、故人との生前の思い出を語らいながらゆっくりと食事の時間を過ごす時間で、出席を依頼された場合は顔を出すのがマナーです。昔は夜通し線香を絶やさず見守る「通夜守り」が行われていましたが、近年ではお通夜と通夜振る舞いが終了次第解散となるのが一般的です。

お通夜を行わないケースもある

近年は高齢化や感染症の影響を受けて葬儀の簡略化が進んでおり、お通夜を省略するケースも珍しくありません。お通夜自体を行わずに告別式と火葬のみを1日で済ませる「1日葬」や、お通夜・告別式を省略して火葬のみを行う「直葬(火葬式)」を選ぶ家庭も増えています。

お通夜を行わない場合は遺族・参列者の負担や葬儀費用を軽減することができますが、故人とのお別れの時間が短くなることに注意が必要です。遺族・親族や近隣住民の理解を得る必要があるケースもあるため、事前に遺族でよく話し合っておくことが大切です。

なお、弊社「1日葬・家族葬のこれから」では、必要なものを含んだセットプラン料金で「直葬」「1日葬」にも全国対応しております。

なお、直葬や一日葬の詳細については、以下の記事をご参考ください。

関連: 直葬とは?トラブルにならないよう費用・流れ・注意点を解説

関連: 一日葬とは?流れや費用、メリット・デメリットの完全ガイド

さまざまな都合に配慮しながらお通夜の日程を決定しましょう

お通夜は、故人を偲びながら、静かにお別れをするための大切な時間です。かつては夜通し行われていましたが、現代では遺族の負担や参列者の都合を考慮し、夕方から夜にかけて短時間で執り行う形式が主流になっています。火葬場や僧侶の都合とお通夜に参列する遺族のスケジュールを照らし合わせながら、より多くの人が参列できる日程を決定しましょう。

弊社では、価格を抑えたプランパックでの葬儀をご用意しています。参列人数に応じた広さの式場で、現代に合わせたシンプルな葬儀を行えます。依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応
オペレーターと祭壇と家族のイラスト
葬儀をお考えの方は までご相談ください

※サービスサイトに移動します。

葬儀のご依頼・ご相談はこちら

些細なことでもお気軽にご連絡ください

0120-503-035

  • 通話無料
  • 24時間365日対応