葬儀の準備

葬儀社手配で失敗しないための5つのポイント。選び方から費用相場まで基本を解説。

葬儀社手配で失敗しないための5つのポイント。選び方から費用相場まで基本を解説

葬儀社手配にあたって、何から始めていいのかわからないと感じる方は多いのではないでしょうか。身近な方のご逝去や、その葬儀手配を行うことは人生にそう何度もありません。以前にご参列された葬儀から、もう何年もたっている場合も多いでしょう。

そこで、この記事では葬儀社手配をスムーズに進められるよう、事前に決めておくことや葬儀社の選び方のポイントを解説します。また費用の相場から葬儀の流れといった基本的なことについても触れています。

大切な方を失った深い悲しみのなかでも、葬儀を滞りなく行い納得のいくものとするために、ぜひ参考にしてみてください。

お急ぎ

葬儀社手配の前に決めておくべきこと

葬儀を行うにあたって葬儀社の手配が必要になった際、葬儀社を手配する前に遺族が決めておいたほうがよいことがあります。ここでは予算や親戚への対応など、滞りなく葬儀を進めていくために重要なポイントを解説しています。

葬儀社を決められない場合は、参列者数や予算・形態など、だいたいのイメージだけでもしておくとよいでしょう。

葬儀の規模

まずは、葬儀をどれくらいの規模で行うかをイメージしましょう。

少人数の家族葬にするのか、ある程度規模の大きな一般葬にするのかで葬儀社の手配内容は大きく変わります。また家族葬の場合、参列する方々の顔ぶれも確認しておきたいところです。

ごく身近な二親等で行うのか、孫や直系の三親等・親しい友人・知人にも声をかけるのか、ある程度の規模を決めておきましょう。

一般的な葬儀を行う場合は、職場の同僚・趣味を通じた友人・近所の方々など、どこまでお声掛けするのかを把握しておくとスムーズです。

なお、小さな葬儀にこだわるあまり、必要な方に訃報が届かないことがないよう注意しましょう。各方面への訃報のタイミングや連絡の煩雑さも考慮する必要があります。訃報連絡が遅れてもよいか、個別の焼香対応で問題ないか、事前に確認しておきましょう。

葬儀の形態

葬儀を行うにあたって、どのような形態で行うのか事前に決める必要があります。一般的な家庭で行う葬儀としては、以下のようなものがあります。

葬儀形式内容
一般葬一般的に広く行われてきた葬儀。親族・同僚・友人・知人など、広く参列者が集まって行われる。通夜・告別式を2日間で行う。
家族葬ごく身近な近親者を中心に行われる。多くの場合、一般葬と同じく通夜・告別式を行う。
一日葬通夜を行わず、告別式だけを行う形の葬儀。身近な親族をはじめ、少人数の参列者のみで行われることが多い。
直葬通夜・告別式を行わず、火葬のみを行う形式の葬儀。経済的な理由や故人の遺志によって選ばれることが多い。

葬儀の内容や作法は、仏式・神道式・キリスト教式など、宗教によって異なります。故人やご親族の宗教に合わせて行われますが、無宗教で行われる自由葬という形態の葬儀もあります。

葬儀の予算

葬儀にあてる予算を確認しておきましょう。

葬儀は、家の考え方や地域の風習、故人の遺志などによって規模・内容が大きく異なります。また、葬儀社には通常どのプランにも付帯のプランが多数用意されています。

あらかじめ予算を決めておけば、必要以上の出費を防げるでしょう。弊社では必要最低限な内容がプランに含まれておりますので、必要以上の出費を抑えることができます。

葬儀社の選び方、5つのポイント

ここでは葬儀社の選び方のポイントを5つ紹介します。希望の式が行えるか、信頼できるか、予算に合うかなどのポイントを押さえておきましょう。

なお、希望する葬儀の大まかなイメージができたら、複数の葬儀社から見積もりをとります。見積もりを依頼する際は事前相談を申し込み、対面で話ができるとベストです。

時間がない場合は、電話で問い合わせだけでもしてみるとよいでしょう。各葬儀社の対応の違いがわかります。

1.希望の式に対応可能か

葬儀社を選ぶにあたり、まずは希望する葬儀形式に対応可能か確認しましょう。一般葬・家族葬・一日葬・直葬など、形式によっては対応できない場合もあります。ホームページの掲載プランだけで決めず、実際に問い合わせるのがおすすめです。

特定の宗教や慣習などに則って葬儀を行う場合は、より専門的な知識が必要になります。依頼する葬儀社で対応が可能か、事前に確認しておきましょう。

2.信頼できる葬儀社か

葬儀は故人との最後の別れの場です。価格や条件も大切ですが、信頼できる葬儀社を選ぶことが何より重要です。

迷った時は、親戚・友人・知人に相談するのも一つの方法です。葬儀社を紹介してもらえたりリアルな情報を提供してもらえたりする場合があるでしょう。

インターネット上で選ぶ場合は、候補となる葬儀社のこれまでの実績や評判を確認しておくと安心です。ある程度の実績があれば、幅広い依頼に対応してもらえます。

3.予算に合うか

葬儀費用の金額は、安価なものから高額なものまでさまざまです。事前に決めておいた予算内で、希望通りの葬儀が行えるかどうかも重要なポイントです。

問い合わせの際は、概算ではなく具体的な見積もりを依頼し、費用内訳の詳細を確認しましょう。基本プランに含まれるサービスを確認しておくことで、オプションによって費用が膨らむことを防げます。

ここで注意しておきたい点は、葬儀社のプランに宗教者への謝礼や飲食接待費が含まれない点です。一般的な葬儀をするのであれば、葬儀社の見積もり金額以外に読経・戒名料や精進落としの飲食費用がかかります。トータルの予算を念頭に置きつつ、葬儀社を選びましょう。

4.費用の詳細が明確・妥当か

葬儀費用の詳細金額の明確さや妥当さを判断するには、複数社から見積もりをとるのが一番よい方法です。葬儀にかかる費用は細かく分かれており、基本プランに含まれる内容は各社で違いがあります。

同じ内容の葬儀だからといって、どの葬儀社も同じ価格ではありません。葬儀社によって費用も葬儀内容も異なるため、複数社に見積もりを依頼するのがベストです。

また、あまりに安いプランの場合、霊柩車が含まれないケースなどもあります。予算に縛られ過ぎずに希望の葬儀内容を優先するほうが、納得のいく葬儀にできるかもしれません。

5.希望の支払い方法に対応可能か

葬儀にかかる費用は大きく分けて、以下の3つがあります。

  • 葬儀社への支払い
  • 宗教者への謝礼
  • 飲食接待費

支払いはそれぞれ別であることが大多数です。また、葬儀社への支払い方法は依頼する葬儀社によって異なります。

現金・カード・分割払いなど、支払方法を複数用意している葬儀社も多いので、事前に確認するとよいでしょう。

宗教者への謝礼は現金であることが多いものの、飲食接待費の支払いは状況に応じて異なります。それぞれの費用の支払い方法も前もって確認しておくと、いざという時に慌てず済むでしょう。

なおクレジットカードを利用する場合、事前に限度額を確認しておくことをおすすめします。

一般的な葬儀に必要な費用の相場と内訳

近親者の葬儀は何度も経験することではありません。そのため人生で初めて葬儀をされる方も多いのではないでしょうか。葬儀にどれくらいの費用が必要なのか、想像がつかない方もいるでしょう。ここでは、一般的な葬儀に必要な費用の相場とその内訳を解説します。

葬儀費用の相場

特定サービス産業動態統計調査(経済産業省)を元に算出すると葬儀費用の相場は約119万円といわれています。親戚・知人が参列して通夜・告別式を2日間で行う一般葬をはじめ、ごく少数で行われる一日葬なども含んだ平均額です。
葬儀の費用には、単に儀式を執り行うための会場費用以外にもさまざまなものが含まれます

葬儀にかかる費用の内訳

葬儀費用は、葬儀社に支払う費用参列者への飲食接待費宗教者への謝礼の大きく3つの種類に分かれます。

金額はあくまでも目安です。葬儀社・宗教・地域・内容などにより大きく異なります。

<葬儀基本費用>

  • 遺体処置・搬送費:5万円~
  • 祭壇設営費:5万円~
  • 葬儀進行費:5万円~

※プラン・内容によって異なる

<施設使用料>

  • 葬儀場使用料:5万円~
  • 火葬場使用料:自治体によって異なる

<飲食接待費>

  • 通夜振る舞い:1人5,000円~
  • 精進落とし:1人5,000円~
  • 返礼品:1人1,000円~

<宗教者への謝礼(お布施)>

  • 読経・戒名:5万円~30万(宗教宗派等により異なる)

<その他>

  • 車両レンタル費:2万円~
  • 供花・供物費:5万円~
  • 遺影作成:1万円~
  • 印刷費:1万円~

一般的な葬儀の流れと葬儀社の業務範囲

通夜・告別式を2日間かけて行う一般的な葬儀の流れを見ておきましょう。ご逝去から告別式の終了まで、葬儀社が行う業務についても解説します。

葬儀社に連絡をするタイミング

葬儀社に連絡をするタイミングは、ご逝去のすぐ後です病院で亡くなった場合、病院の霊安室に長期間ご遺体を預けておくことはできません。速やかに葬儀社に連絡をとって迎えに来てもらい、斎場や自宅などへ搬送する流れとなります。

ご逝去直後は、親戚への連絡や葬儀の段取りなど、やるべきことや決めるべきことが膨大にあります。精神的なダメージもある状態で葬儀社を決めるのは、時間的にも精神的にも大きな負担となります。

いざという時慌てず最善の選択ができるよう、依頼する葬儀社は亡くなる前に決めておくと安心です。

ご逝去から告別式終了まで

ここでは病院でのご逝去から告別式が終わるまで、一連の流れをご紹介します。通夜・告別式を2日間かけて行う一般的な葬儀の流れは、以下のとおりです。

  1. ご逝去
  2. 葬儀社への連絡
  3. 遺体の搬送
  4. 遺体の安置
  5. 葬儀の打ち合わせ
  6. 死亡届の提出・火葬許可証の取得
  7. 通夜の準備
  8. 通夜
  9. 告別式の準備
  10. 告別式
  11. 出棺
  12. 火葬
  13. 収骨
  14. 初七日法要
  15. 精進落とし
  16. 後片付け・精算

葬儀社に依頼すると、ご遺体の搬送から葬儀の終了までサポート・代行してもらえます。信頼できる葬儀社を決めておけば、相談に乗ってもらいながら安心して葬儀を進められるでしょう。

なお、以下の記事では葬儀の全体の流れを解説しています。これから葬儀に向けて準備をする人も、すでに葬儀の準備を進めている人も、ぜひ参考にしてみてください。

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葬儀社の業務範囲

葬儀社が行う具体的な業務内容については以下のとおりです。

遺体の搬出・ケア・安置・納棺ご逝去後の遺体の搬送・清拭・ドライアイス処置・安置・納棺
葬儀内容の提案・確認葬儀の形式・日程・会場・予算などの詳細確認と打ち合わせ
安置後の枕飾り・祭壇などの設置枕飾りや祭壇・供花・供物の設置と準備
行政への諸届、各種手続き死亡届の提出や火葬許可証の取得、その他必要な行政手続きの代行
斎場・火葬場の予約葬儀会場および火葬場の予約と手配
宗教者の紹介・手配僧侶・神職・牧師など、宗教者の手配と打ち合わせ
遺影の準備遺影写真の選定と加工・額装
霊柩車・移動用車両の手配霊柩車および遺族や参列者の移動用車両の手配
参列者対応品の手配返礼品・会葬礼状・供花・供物など参列者対応品の手配
通夜・告別式の設営・司会進行通夜および告別式の会場設営、進行管理、司会進行
その他親族・参列者の衣装レンタル、法要の手配 など

ほかにも、葬儀の最中や葬儀終了後、困ったことやわからないことがあれば相談するとよいでしょう。多くの実績がある葬儀社であれば、最適なアドバイスやサポートを提供してもらえます

葬儀社手配のポイントを押さえて納得のいく葬儀を

希望の式に対応可能か・予算に合うかといった葬儀社を手配するときのポイントをご紹介しました。ご逝去後はすぐに葬儀社へ連絡することになるため、事前に葬儀社を決めておくとスムーズです。

できれば早い段階で複数社から見積もりをとり、比較検討しましょう。時間がない場合は、電話をかけて見積もり依頼をするだけでもよいでしょう。

初めての葬儀社手配はわからないことばかりです。葬儀社に質問や相談するのをためらう必要はありません。親身になって相談にのってくれる葬儀社を選べば、大切な方を納得いくかたちでお見送りできるでしょう。

弊社では24時間365日、無料でご相談を受け付けております。ご葬儀に関する困ったことやわからないことなど、いつでもお気軽にお電話ください。

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