葬儀の基礎知識

「一日葬」を選ぶ割合が増加中?家族葬との違いや流れ、注意点をわかりやすく解説

「一日葬」を選ぶ割合が増加中?家族葬との違いや流れ、注意点をわかりやすく解説

近年、葬儀を1日で執り行える「一日葬」や、小規模で自由度の高い「家族葬」を選ぶ人が増えてきています。どの葬儀形式を選ぶか検討するうえで、各葬儀の選ぶ人の割合が気になるという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、各葬儀の割合や一日葬を選ぶ人が増えてきている理由について解説していきます。一日葬のメリットや、依頼する前に知っておくべき注意点も紹介していますので、理解したうえで葬儀形式を検討してみてください。

そもそも一日葬とは何か?と疑問に思われてる方は、以下の記事も併せてお読みください。

あわせて読みたい!

 一日葬とは?流れや費用、メリット・デメリットの完全ガイド

葬儀の基礎知識

 一日葬とは?流れや費用、メリット・デメリットの完全ガイド

お急ぎ

一日葬の割合

葬儀業者4社・納入業者33名を対象に公正取引委員会が調査した葬儀の実態調査によると、一日葬の増減傾向は17.1%でした。(参照:公正取引委員会|葬儀の取引に関する実態調査報告書

そのほかの割合は以下のとおりです。

2023年3月~2024年3月月に実施された葬儀形式別の増減傾向の割合

葬儀形式割合
家族葬51.1%
一般葬5.4%
一日葬17.1%
直葬・火葬式26.2%

最も増減傾向にあったのは、全体の半数を占めていた家族葬でした。

一日葬は3番目という結果になり、年々増えてきている状況です。

なお、家族葬を選ぶ人が多かった理由としては新型コロナウイルスの世界的流行が大きく影響しています。コロナウイルスの感染リスクを軽減するために、遺族と親戚のみの少人数で葬儀を執り行う人が多かったことが考えられます。

近年は、新型コロナウイルスの影響が限定的となってきており、一般葬や一日葬を選ぶ人が増えてきています。

一日葬の割合が増えた理由

一日葬を選ぶ人が年々増加している理由として、葬儀に関する3つの特徴が影響していると推測されます。

お通夜がないため、全体の葬儀費用を抑えやすい1日で葬儀を執り行えるため、喪主や参列者の負担を軽減できる家族葬とは異なり、多くの人に参列してもらえる

一日葬は、お通夜がないことから一般葬よりも葬儀費用が安く、通夜振る舞いの飲食代もかかりません。葬儀を一日で執り行えることから、2日に分けて葬儀に参加する必要がなく、体力的な負担を軽減できることも、一日葬の割合が増えた理由といえるでしょう。

新型コロナウイルスの影響が収まりつつある今では、多くの人に参列してもらえる一日葬を選ぶ人も増えてきています。

一日葬を選ぶメリット

一般葬・一日葬・家族葬といった葬儀形式には、それぞれにメリットがあります。1日葬を選ぶメリットは以下のとおりです。

余裕をもって故人と最後の時間を過ごせる遺族や参列者の負担を減らせる参列者の宿泊手配が不要一般葬と比べて費用を抑えられる

一日葬はお通夜がないので、故人が逝去した1日目に行なう準備は、基本的に葬儀に関する打ち合わせと葬儀案内の連絡のみです。そのあとは、故人との最後の時間をゆっくり過ごせます。

葬儀が1日で執り行われるため、体力的な負担が少なく、参列者や遺族が高齢である場合も安心できることが魅力のひとつです。また、葬儀が2日に分かれていないため、遠方から参列する親戚などの宿泊手配も必要ありません。

弊社では、弊社では、価格を抑えたプランパックでの一日葬をご用意しております。ご要望に応じたオプションも用意しており、故人の意向に沿った葬儀を執り行えます。24時間365日いつでも依頼を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

一日葬を選ぶ前に知っておくべき注意点

一日葬のメリットについて解説しましたが、依頼する前に知っておくべき注意点もあります。具体的な内容は以下のとおりです。

参列できる人が一般葬よりも少なくなる葬儀当日はバタバタして忙しくなりやすい親戚や菩提寺(ぼだいじ)の理解を得られない可能性がある

一般葬の場合、お通夜と葬儀式が別日であるため、調整できない用事があったとしても、どちらか片方に参列しやすいと言えます。一方で、一日葬はお通夜がないため、スケジュール上の都合で参列できる人が少なくなる場合があります。

葬儀当日の流れ自体に一般葬との違いはないものの、お通夜と葬儀式で参列者を分散できないため、葬儀当日の参列人数が多くなり対応に追われる可能性があります。

近年は、一般葬に対する理解が広まってきているものの、お通夜を省くことに抵抗を持つ人もなかにはいます。また、宗派上の理由で菩提寺が一日葬を許可してくれない可能性もあるため、事前の確認が必要です。

一日葬の注意点については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

あわせて読みたい!

一日葬の注意点は?メリット・デメリットを徹底解説

葬儀の基礎知識

一日葬の注意点は?メリット・デメリットを徹底解説

一日葬をおすすめする人

各葬儀のメリットや注意点を踏まえたうえで、一日葬をおすすめするのは以下のような人です。

  • 遺族や親戚、参列予定の人に高齢者が多い
  • 遠方からの参列者が多い
  • 葬儀費用をなるべく抑えたい
  • 費用を抑えつつ、なるべく多くの人に参列してほしい

遺族や親戚、葬儀に参列を予定している人が高齢だったり、遠方に住んでいたりする場合は、一日葬が最適と言えるでしょう。葬儀が2日に分かれていないため、喪主側も参列者側も体力的な負担を軽減できます。

費用を抑えつつ、なるべく多くの人に参列してほしいような人にも、一日葬をおすすめします。お通夜がない分、費用を抑えやすく、遺族・親戚以外の人も参列できます。

なお、遺族と親戚だけで葬儀を執り行う家族葬も費用を抑えやすいと言えます。依頼内容にもよりますが、参列者が少ないため一般葬よりも費用を抑えられます。

弊社では、価格を抑えたプランパックでの家族葬をご用意しています。参列人数に応じた広さの式場で、現代にあわせたシンプルな葬儀を行えます。依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

一日葬以外の葬儀形式と特徴

ここまで、一日葬の葬儀内容やメリットについて解説してきましたが、ほかにどのような形式があるのか気になる人もいるでしょう。

多くの葬儀社で対応している葬儀形式は以下のとおりです。

  • 家族葬
  • 直葬
  • 一般葬

一日葬と何が違うのか、葬儀の特徴や注意点を踏まえながら解説していきます。

家族葬

家族葬とは、遺族や親戚を中心に執り行う葬儀の総称で、比較的小規模な葬儀であることが特徴です。

参列者が少ない分自由度が高く、故人の意向に沿った内容にできる魅力があります。葬儀の流れに特別な特徴はなく「納棺の儀・お通夜・葬儀式・出棺・火葬」の流れが一般的です。

一番の違いである参列者の内容ですが、遺族や親戚が中心ではあるものの、参列者の範囲に明確なルールはないため、故人と親しかった友人・知人に参列してもらうことも可能です。

参列者が少ない分、飲食費や返礼品にかかる費用が少ないため、葬儀費用も抑えやすいと言えるでしょう。
以下の記事では、より詳細に違いを説明しておりますのでぜひお読みください。

あわせて読みたい!

一日葬と家族葬の違いを徹底比較!費用面や選び方を解説

葬儀の基礎知識

一日葬と家族葬の違いを徹底比較!費用面や選び方を解説

直葬

直葬とは、お通夜や葬儀式がなく火葬だけ執り行う葬儀形式のことで、火葬式とも呼ばれます。葬儀に参列するのは遺族と親族のみが一般的で、今回紹介する葬儀形式のなかで最も費用を抑えられることが特徴です。

冒頭で紹介したとおり、直葬の増減傾向の割合は26%で、都市部を中心に葬儀数が増えてきています。お通夜や葬儀がないため、体力的な負担を軽減できる一方で、遺族や親戚に理解を得にくいことがある点に注意が必要です。

故人が生前に親交のあった人達と、最後のお別れができないことも注意点として挙げられます。
また、以下記事にて、直葬と一日葬の違いについて詳細に解説しておりますので、こちらもお読みください。

あわせて読みたい!

一日葬と直葬(火葬式)の違いは?選び方や注意点を解説

葬儀の基礎知識

一日葬と直葬(火葬式)の違いは?選び方や注意点を解説

一般葬

最も多くの人に馴染みがあるのが一般葬です。納棺の儀・お通夜・葬儀式・出棺・火葬の順で葬儀が執り行われます。

葬儀を省略したり、参列者を制限したりすることはありません。多くの人で故人を送り出してあげられる一方で、一日葬や家族葬などと比べると費用は高めになります。葬儀プランの内容にもよりますが、全国における葬儀費用の平均は約119万円です。(参考:特定サービス産業動態統計調査|経済産業省を元に算出)

各葬儀の特徴や注意点を踏まえながら、葬儀形式を決めてみてください。

一日葬に関するよくある質問

最後は、一日葬に関する4つのよくある質問に答えていきます。参列する際のマナーや葬儀の特徴、葬儀費用を抑える方法に関する質問と回答を記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

焼香のみに参列することはできる?

スケジュールの調整ができず、葬儀式に参列できない場合、香典を渡し焼香をあげるだけでも失礼には当たりません。ただし、葬儀式の途中ではない限り、なるべく祭壇に向かって手を合わせましょう。

近年は、葬儀式に参列できない人向けに焼香台を設置するケースも増えてきています。焼香のみを希望する場合は、葬儀の受付で香典を渡してから事情を伝えてみましょう。

ほかの葬儀形式と香典の金額に違いはある?

故人との関係性や自身の年齢によって香典の相場は変わりますが、葬儀形式で金額が変わることはありません。故人との間柄が近く、参列者の年齢が上がるにつれて金額が高くなるのが一般的です。

一日葬に参列する場合の香典金額の相場やマナーに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

あわせて読みたい!

【一日葬の香典ガイド】マナーから金額相場まで徹底解説

葬儀の基礎知識

【一日葬の香典ガイド】マナーから金額相場まで徹底解説

一日葬の費用を抑える方法は?

一日葬の費用を抑える方法としては、以下のような方法があります。

  • 棺や祭壇などのオプションを控える
  • 複数社から見積もりを取ってみる

葬儀形式に関係なく、葬儀社では故人や遺族の意向に答えられるように、さまざまなオプションが用意されています。葬儀プランにオプションを追加するほど料金も高くなるため、費用を抑えたい場合はオプションを最小限に留めましょう。

葬儀社によってプラン内容やオプションの料金が異なるため、同じ依頼内容で複数社から見積もりをとってみるのもおすすめです。

弊社では、予算に応じたプランの提供にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

お布施にはいくらつつむべき?

お布施の金額は、地域・宗派・戒名のランクなどによって異なるため一概には言えないものの10〜30万円が相場です。なお、葬儀後の初七日法要や四十九日法要などは3〜5万円が相場となります。

いくら包むべきか迷った場合は、葬儀社のスタッフや親戚に相談してみましょう。菩提寺とは、葬儀のあとも長い付き合いとなるため、丁寧な対処を心掛けましょう。

一日葬におけるお布施の基本の考え方やマナーは、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

あわせて読みたい!

一日葬のお布施相場は?マナーや渡す際の注意点を解説

お布施

一日葬のお布施相場は?マナーや渡す際の注意点を解説

葬儀形式ごとの特徴を理解して、自分に最適な葬儀形式を選びましょう

2024年における一日葬を選ぶ人の増加傾向の割合は、全体の17%ほどです。近年は、新型コロナウイルス感染予防の観点から、参列者の少ない家族葬を選ぶ人が多い傾向がありました。しかし、感染者数が減るにつれて、一般葬や一日葬を選ぶ人が増えてきています。

参列者に高齢者が多い場合や、遠方から駆け付けてくれる人が多いというケースでは、体力的な負担の少ない一日葬がおすすめです。参列者を制限することなく葬儀費用も抑えられます。

ほかの葬儀形式にも、それぞれ特徴があるため、今回解説した内容を参考に葬儀形式を選んでみてください。弊社では、価格を抑えたプランパックでの葬儀をご用意しています。

依頼・相談は24時間365日受け付けているので、興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。

オペレーターと祭壇と家族のイラスト
葬儀をお考えの方は までご相談ください
コールセンターの女性の写真

葬儀のご依頼・ご相談

どんな些細な疑問でも、
お気軽にお電話ください。

のお客様相談ダイヤル [ご依頼・ご相談]

0120-503-035

通話無料 24時間365日対応・年中無休

※サービスサイトに移動します。